上の写真は、無垢のデスク・ウォールナット材で、7年間使い込んだウォールナット無垢天板です。ウォールナットなどの広葉樹は、杉や松(パイン)などの針葉樹に比べて硬い木なので、傷についてはあまり気にすることはないかもしれませんが、汚れについて語る時は多いですが、傷についてはあまり無い事かと思い思いついたことを書いてみます。
無垢のデスクをご希望の方からよく頂くご質問に、「仕事で使うのでウレタン塗装が無難かと思いますが、せっかくの無垢材天板なので、オイル仕上げも気になり悩みます・・・」というものがあります。
オイル仕上げの無垢天板は水や汚れに弱いイメージがあるようです。
では、傷に対してはどうなのか・・・?
無垢材天板で気になる「傷」について、東京都M様へデスクを製作する際にはこんな風にお答えしました。
無垢のデスクの傷とオイル仕上げ
上の写真のデスクはこちらから
★チェリーのオーダーデスクと巾を揃えたオーダーデスクワゴン ★
ツリーベ「デスクですので、PC作業が多いかと思われますが、木には0.1mm単位での木の細かなデコボコが表面にある場合があるので、紙にペンで字を書く場合や、繊細なイラストを描くお仕事など、細かな作業の場合には、細かい事と言うと気になられるかもしれません。
もし、デスクの上にたくさん物を常に載せている場合には、それを動かしてメンテナンスオイルを塗ったりするのが面倒・・・と思われるかもしれません。
反対に、ウレタン塗装にすると、木がウレタン樹脂でコーティングされていますので、ボコボコ感はありませんが、樹脂にカッターナイフなどの刃物や尖ったもので傷がついた時は、プラスチックで傷がついたように見えるかもしれません。
オイルワックス塗装の木も傷がつくと同じように見えますが、その上にオイルワックスを重ね塗りしたり、細かい目の紙やすりで削ったりすると、浅い傷なら目立たなくなる場合もあります。
また、ダイニングテーブルや、コーヒーテーブル、ローテーブルとしての使い方ですと、ご家庭でお使い頂く場合は、90%のかたがオイルワックス仕上げをお選びになります。
デスクやオフィスでのミーティングテーブルですと、半々です。
ジャンクやナチュラル、という単語に惹かれる方は、「がんばってオイルワックス仕上げ」を選ばれます。
機能的やモダン、忙しいかた、はウレタン塗装仕上げを選ばれました。
いずれにせよ、一長一短、メリットデメリットがございますので、ご参考にして頂きまして、ご検討下さいませ。」
メンテナンスキット
ウォールナットやナラ材など、ツリーベが使う木はすぐ傷つくようなものではありませんが、もし傷ついたら、そこは乾燥してきますので、オイルを塗ってあげると、傷が無かったかのように目立たなくなります。
デスクやテーブルをオーダー下さった方には、こちらのメンテナンスキットをおつけしています。
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大きいボトルも販売しています
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オイル仕上げの傷、あまり気にならないかと思います
オイル仕上げ(オイルワックス仕上げ)は自分でメンテナンス=オイルの塗り直しができるから、傷については、そこまで気にしなくていいと思います。
傷=削れる=木の内側が見える。
という感じなので、そこにまたオイルを塗ればいいということになります。
乾燥した部分が「濡れ色」になった周囲と馴染みます。
収納家具と違って簡単にオイルを塗れるテーブルや椅子は、オイル仕上げ(オイルワックス仕上げ)をおすすめする場合も多いです。
使う環境によっておすすめが違ったりしますので、家具をご検討の時は、ご相談下さいませ。
長く無垢のデスクを使うには・・・ていねいにお答えしております。
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