L型キッチンとミーレ電気オーブンのある天井までのアイランド型造作収納　5139

L型キッチンと天井までの収納はこんな感じの位置関係。L型キッチンはオープンエリア多めで、暮らしながら何をどこに入れるか決められるタイプ。それに対し天井までの造作家具収納は、引き違い戸の両面収納でたっぷりの隠す収納エリア。バランスが際立つオーダーキッチンになりました。

2.7メートルずつのコンロ側天板とシンク側天板の図面。この2つの2.7メートルの天板を合わせてL型キッチンになります。天井までのアイランド型食器棚収納は1400x750の大きなサイズで、それを1000mm(1メートル)ずつ離した位置に作ってゆきました。

レンジフード・コンロ・キッチン天板がすべてステンレス。それに対し垂直面はナラ材ですので汚れやすい垂直面は汚れが気になりにくい「ナラ」で安心。T様がお選びになった壁面のタイルも、リフォーム工事を行い新しくなったキッチン空間を明るく見やすくしています。

ステンレスはヘアライン仕上げをお選びになられた富山県T様。ヘアラインは、10年20年経ってもお掃除していればいつまでも輝かせることのできる仕上げです。磨けば光ります。樹脂塗装などしていないステンレスだから、こうしてご家庭で磨けます。磨き方は、アルコール除菌スプレーとキッチンペーパーで十分。アルコール除菌スプレーの濃度は「パストリーゼ」のように高めのアルコール濃度であればすぐに綺麗になります。私はもう少し市販でお手頃価格のものを使いシュっシュっしてからキッチンペーパーで拭いていますが、汚れ・臭いも取れてピカピカに保っています。

シンク左横には、3段の引き出しを設けました。すぐ拭けて、すぐ綺麗になるお掃除しやすい内部素材の引出しです。お好きな高さ・巾のサイズでおつくりします。

ステンレスの板からひとつひとつ作るオーダーシンク。手前から-3cm深さの部分を巾30cmで設置、-20cmの深さのシンクは巾80cmです。左上にはスポンジ＆洗剤ポケットで深さ-15cmでオーダー頂きました。

シンク下は、左から右まで巾2.3メートル、高さは約60cmの、大空間のオープンエリア。ゴミ箱も、米びつも、漬物の樽も、ジャガイモなどの根菜も、重いもの全部ここに置けます。シンク下は空いていると、湿気や臭いがこもりにくいので、見渡せるように空けておくのも人気です。

右下には電子レンジ置き場のある富山県T様邸キッチン。電子レンジは引き出さずにこのまま使えるように壁面までの離す距離を守っていますので、長時間加熱調理しても大丈夫。

ガスコンロはドロップインコンロのステンレストップ。4口で、シンプル。魚焼きグリルが無いのでお掃除の心配ナシ。

魚焼きグリルが無いので、すぐ下に引出しが作れます。

その下にも引出しでザルやボウル入れにも。

コーナー部分もぶつからず、両方から引き出せるように工夫して引出しを設けていますので、このようにたくさん調理器具を収納することができます。

たくさん調味料をお持ちのT様。調味料の指定席を3列で設けました。それぞれ開きます。

実際に調味料を入れてお使い頂いている様子です。ギャバンのスパイスも、おしょうゆやミリンも。

引出したっぷりと調味料ラックを3連で設置した、電子レンジ置き場の横。

電子レンジ置き場の壁面にはコンセントを設けました。

ここからは、キッチンの中央にあるタワー型アイランド型の造作キッチン収納。ミーレの電気オーブンを使いやすく、見やすい高さに設置しています。

ミーレの電気オーブン。200V電気オーブンって、火力が市販のオーブンとはまるで違うんです。専用のコンセント・ブレーカーを設けることが必要なことからもわかるくらいですが、200度まで5分で立ち上がる。オーブンが気軽に使える位置にあると、お菓子やパンづくりのほかに、お料理も楽に美味しくたくさん作れるレパートリーが広がります。

容量76リットルの大容量のミーレ電気オーブン。5段でレール付きの場所もあるから、熱いお料理の出し入れもらくらく。たくさん焼けて火力も強い。ガスオーブンと違って扉が熱くならない。見た目がカッコイイほかに、たくさんのメリットがあります。

ミーレ電気オーブンのある側と反対側から天井までの造作収納を見た様子。大きな引き違い戸が床から天井まで続きます。

引き違い戸を右に寄せた様子。この反対側にはミーレ電気オーブンが設置されいますので、真ん中の段は排熱・排気の空間に一部なっています。その上下は可動棚空間でたっぷり収納可能。

引き違い戸はナラ突板材で、レールはナラ無垢材でひとつひとつ削り出して作っています。