今回ご紹介するのは、あくまでもツリーベの設計担当のわたしのキッチンでの様子です。私は、このアイランドカウンターにしまっています。
両面づかいのアイランド型作業台・食器棚・カウンター 5023
このW900 x H850 x D350の食器収納エリアの可動棚に、大人2人+こども1人の3人家族のぶんの食器を収納しています。
わたしは「食器棚には純粋に食器だけをしまう」(食材や調味料はしまわない)ことになっていますので、その状態での高さの決め方を解説していきます。
腰高さH850に近い場所は、2段目にもっともよく使うものを収納したいので、2段目の高さを稼ぐために、浅めにしています。
95mmくらいですね。
和食器の小鉢や、14~16cmくらいの取り分ける皿、醤油ようの小皿です。
2段目は定規の長さが足りずに振り切っていますが165mmくらいですね。大人用の茶碗とお椀を重ねて入れて、汁物・煮物など用の中鉢やどんぶり系、黄色のittala(イッタラ)はティーマ ボウル 15cmを4つ重ねて。ティーマ ボウルは高さ5.5cmだそうですが、重ねやすい形状ですので4つ重ねてもまだまだ入りそうです。ティーマは大好きな「ハニー」のお色。黄色の食器はモノトーン系とも、和食とも合わせやすくて重宝しますよ。食卓も明るくなりますしね。
私はなったなりで「高さ」でいかに効率よく収納できるかで、しまう場所を決めていますので、ここにはお椀やどんぶり・ボウル系が集まりました。
2段目には大き目で普通は重ねないようなビッグなものも重ねて入れちゃいます。500mlはいる黒と赤のイッタラのスープカップ、透明は2層のガラスコップはBodumの大きいやつ。ぽってりした主に冬に使う器たち。
12cm高さはよくつくる高さで、使いやすい高さ。10cmの大き目ココット(重なりにくいタイプの食器です)も2つ入れて余る感じ。
この左右には、カレー皿などを6-7枚重ねて入れても余っています。
4段目も3段目と同じく12cmくらい。無難な高さです。
このように深さ目のパスタボウルや20~27cmの中~大皿を入れる段にも便利な高さ。12cmのイッタラ カルティオなどのガラスのコップも入ります。
5段目、最下段は13cmになりました。白と黒のブラックパラティッシは直径21cm。ここは出番がわりと少ないメンツ。
私の場合、2段目を高さ16.5cmとることで、とても使いやすくなりました。お茶わんやお椀を全部重ねて入れられるからです。それだけを出してくればよいからです。ただでさえ忙しい食事時の時間帯、食事の配膳の時の動作は少ないほうがいいですからね。
高さを自分で決められますが、全部カチカチに決めようとすると、何十年も使っていくうちで家族構成の変化や、食器が割れて交換したりなどと、変化はつきものですので、1~2か所だけこだわるのもテです。
あとは、自分の持っている食器の組み合わせを、測ってお伝えいただくかたも多いです。
当工房でオーダーキッチンやオーダー家具を製作ご依頼ご決定のかたは、ご相談にのってまいりますので、詳しくはお図面をひいておこたえしてまいりますので、ご質問下さいませ。