主に、オーダーキッチンや家具の天板にステンレスを用います。
ステンレスキッチン、キッチンボード・食器棚・カウンターなどの収納の天板をステンレスで製作しています。
一枚の板から、毎回違うサイズの天板を製作します。
キッチンボードやキッチン作業台の天板には1.0mmのステンレスを、
オーダーキッチンには、厚さ1.2mmまたは1.5mmのステンレスを用います。
1mmのステンレススチールの板。触ったことがありますか?工房に板がありますので触れますのでなければどうぞ。
思ったよりも厚いです。金属の1mmって、すごく厚いです。
無垢材と合わせるので、存在感のあるしっかりとしたステンレスを使いたい。
何十年も永くお使い頂くために、重厚感と存在感のある厚みのステンレスのみ使用しています。
これを、チェリーやウォールナットと合わせると、ちょうどよいバランスのキッチンやキッチンボードが出来上がります。
ステンレスの板を折り曲げて、ハコ状にします。
ハコ状の内側に、しっかりと芯材を入れます。
芯材は、無垢の木であったり、ステンレスの角パイプであったりしますが、多くは合板です。これは、2000年台のいま、日本全国どこのメーカーや工場・工房でも同じです。
無垢の木を芯材にしてつくったこともあります。
無垢の木だから、温度・湿度で反ったり割れたりしやすい。それとの戦いです。戦いといっても、力を抑え込むばかりでなく、逃がしてあげるバランスの研究になりますが。
ステンレスの角パイプを芯材にするとどうなるか?
角パイプが入っていることろと、いないところの境目で、バコンバコンと音がします。ステンレスのような硬い心材だと、芯材のある所とない所でブワブワする感じが生じます。
合板だと、その加工のしやすさから、しっかりと隅々まで芯材をステンレス天板に敷き詰めることが出来ます。
合板って安全なの?とお思いの方もいらっしゃるかと思います。
以前、かなり敏感な化学物質へのアレルギーをお持ちの方へオーダーキッチンをつくったことがあります。
いつもと同じように作りましたが、お引っ越し当日からまったく問題なくキッチンをお使い頂けました。
この場合、新品の家具や新製品の家電から発せられる物質への反応が問題になるとのことでしたので、新しくツリーベがつくったオーダーキッチンや家具への反応は、自信はありましたが気がかりではありました。
T様ご一家さまからOKを頂き、ホっとしたことがあります。
そういったことから、いつも通り、天板の芯材には、安全な接着剤と安全な合板のみを使い、いつも通り、もくもくと、オーダーキッチンやオーダー家具を作っています。
もちろん、お客様ごとに、気になる点をご質問頂けますと、とことん、お答えいたしますので、どうぞ全てのことに納得頂いてから、ご注文頂ければと思います。
上述したステンレスキッチンの安全性について、後日記載したいと思います。