オーダーメイドレンジ台 炊飯器とレンジと酒器の収納 チェリー材 5041

左側のルーバー扉部分は炊飯器と電子レンジを隠せる収納。格子の扉を上に持ち上げ、天板下に収納すると、炊飯器やレンジを使う時だけ前に引き出せるスライド棚の設置があります。
右側のガラス扉の食器棚部分は、一番下はワインボトルの高さを確保してほしいとのご要望で高さ35cm確保しています。その他は13cmの高さの可動棚。 ダウンライト照明はなしでの図面です。

ブラックチェリー材は光が当たると美しさを増して輝いて見えます。格子扉とガラス扉の重さと軽さのバランスが良い作品になりました。

チェリー無垢材天板はマットウレタン塗装で水や汚れに強く仕上げています。かなりのマットな塗装なので、全くテカテカせず、オイル仕上げのような見た目の当工房のマットウレタン塗装です。【塗装について詳しくはこちらにも-素材と塗装-】 ★ステンレス天板でも製作可能です★

炊飯器を隠せるレンジ台として

格子扉を跳ね上げて、天板下に収納する、開閉の仕組みです。フラップアップ開閉扉と呼んでいます。扉は軽く持ち上がります。扉下方にあるくぼみに手を掛け、上部を軸に持ち上げます。天板と水平にしたら、天板下に押してしまうだけで簡単に収納可能です。あとは、スライド棚に載った炊飯器を引き出してくるだけ。内部コンセント付きなので、電子レンジも炊飯器も隠せる家具となっています。

東京都K様が送って下さった実際にレンジを収納した例。生活感を隠せる家電収納があると、来客時などに便利。

チェリー無垢材を削り出して作る扉や取手。オーダーメイドならではのていねいな仕事を楽しんで頂ける家具です。

中に水蒸気の出る家電を隠すので、通気性の良い格子扉は安心ですね。格子扉の桟の太さやスキマはバランスよく見えるように調整しているので、お客様ごとに異なります。9mm角、11mm角・・・など、一本ずつ削り出した無垢の桟。強度が十分に出せるよう本数や距離を研究し、工夫して製作してゆきます。

酒器をしまう食器棚として

右側は観音開き扉で、チェリー無垢木枠に透明ガラスを使用しています。チェッカーガラスやスモークガラスも使用可能です。

お客様が撮影なさったお写真をお送り下さいました。ありがとうございます。可動棚は3cmきざみで高さ調節できますので、おちょこや徳利、焼酎のグラス、ワイングラスなどのコレクションを見せながら収納なさっています。茶器や升、グラスやマグカップなどの収納にも便利そうです。

ガラスに写った周囲の景色。工房の床のコンクリート打ちっぱなしにモルタル仕上げがこの写真では写っています。

取手は薄く、スクエア横長のチェリー材を削り出したものを、ちょこんとつけています。

取手の裏には、扉を閉めた時に大きな音がしにくいように丸く透明な「バンポン」部品をつけています。